乳がんを治療する|がんの種類を押さえて正しい対応で乗り切ろう

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ステージに応じた対応が必須!乳がんの治療

乳がんを治療する

診察

早期発見のために心がけたいこと

乳がんは初期症状であっても、ほかの病気と区別して特定するのは、専門の医師でないと難しいです。とはいっても、早期発見のために、兆候を日ごろから自分の目や指でチェックし、少しでもおかしいと思えば、できるだけ早く医師に相談し、検査を受けるのが大切です。閉経前の人は月経が終わって4、5日後が乳房がやわらくチェックしやすく、閉経後の人は1ヶ月に1回が理想的です。授乳期の人は下着の汚れに注意し、乳汁の変化をチェックします。

乳がんのステージごとの特徴

乳がんのステージは0期から4期まであります。0期の乳管がんや小葉がんでは、がん細胞が乳管や小葉の基底膜内にしかない状態です。血管やリンパ管の周囲の組織に浸潤していないごく早期の乳がんで、乳管がんではシコリをつくらない段階です。0期から2期の乳がんは適応できない場合を除き、乳房温存手術がすすめられ、病期診断は手術前にするのが理想的ですが、正確の病期診断は全身の検査が必要になります。3期はがん局所から全身に広がっていく可能性が高く、全身療法としての薬物治療が重要です。また、3期と4期の境目であった鎖骨上のリンパ節転移は以前は4期遠隔転移となっていましたが、現在は3期となり治癒が期待できるところまで治療法が進化しています。4期は浸潤がんでシコリやリンパの状態に関係なく遠隔転移している状態です。

乳がん治療に関するQ&A

ステージによって治療法に違いがあるのか

乳がんの治療の目的と方法はステージにより大きく異なります。病期が0期から2期であれば、がん細胞は乳房の一部かその周辺にあり、初期治療により除去できる確率が高いため、手術による病巣の切除や手術後の放射線による局所治療が主体です。また、3期では、全身療法としての手術前・手術後の薬物療法が重要になります。つまり0期から3期は治癒と再発予防が目的です。一方、4期になると全身転移も予想されるため、ホルモン療法剤や抗がん剤による全身療法が中心になり、痛みなどがあればそれを軽減する治療を行います。そのため、症状の緩和と延命が目的です。

放射線療法はどんなことをするのか

放射線療法は、放射線を照射することにより細胞の中にあるDNAの二重鎖を切断し、がん細胞の増殖を防ぎ、死滅させます。外科的手術や化学療法よりも体への負担が少なく、乳がん以外のがんの治療にも使われています。放射線の照射と聞くと躊躇する人もいますが、熱さも痛みもなく、的確な量をがん細胞や周辺に確実にあてる技術が向上しているので安心です。局所療法として乳がんでは高い効果をあらわしていますが、妊娠中や過去に乳房やその周辺に放射線照射を受けている人は、原則、できないことになっています。

手術後の全身療法には何があるのか

乳房温存手術や切除手術によりがん細胞の塊であるシコリは切除可能ですが、その周辺やリンパ節だけでなく、全身のどこかに検査では確認できない微小ながん細胞が潜んでいる可能性は残ります。手術後の全身療法は、この検査では発見できない小さな転移を消失させ、乳がんの再発を防ぐために行います。具体的には、抗エストロゲン剤などのホルモン療法や抗がん剤を使用した化学療法、分子標的薬を使用した分子標的療法を単独で行ったり、効果が見込める場合は併用して治療を行っていくのが一般的です。

自分で乳がんを発見することも可能

乳がんは月に1回のセルフチェックで自分自身でも発見することが可能です。鏡の前にまっすぐ立って、腕を下げ、肩の力を抜き、左右の乳房が対象かどうか、両方の乳房の形や輪郭、大きさや皮膚の色などに変化がないかをチェックします。加えて、乳房や乳頭に、くぼみやひきつれがないか、乳頭に湿疹やただれがおきていないか、乳頭がへこんでいないかを確認することが大事です。次に腕を頭の上に上げるか、首の後ろに組んで同じように観察と確認をおこないます。そして、立って右の腕を上げ、左手を伸ばして右乳房のシコリをゆっくりと確認していきますが、ローションやパウダー石鹸を使うとシコリがわかりやすいです。わきの下のリンパ節や乳頭からの分泌物がないかも確認します。

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